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あそび場 冒険松原
あそび場で育ち、理事になり支え手へ
冒険松原あそび場が開園して今年で20年目、今年から理事としてこの場を支えることになりました。あそび場とともに成長してきた24歳の僕ですが、小さい時にはいろいろなことがありました。その頃のことを当事者目線でお話していきたいと思います。
小学3年の時に学校にうまく馴染めず、診察を受けたところ広汎性発達障害と学習障害の診断を受けました。
翌年にはよく癇癪を起こしていたことから、いじめを受け不登校になりました。
そんな中で学校でもない家でもない居場所として、冒険あそび場には助けられました。
平日昼間に2m近くの穴を2つとトンネルを夕方遅くまで掘ったり、別の日にはアルミ缶をハンマーで潰したりなど、かなりハードな遊びをし、むしゃしくゃしていた気持ちを発散していました。
当時のプレーリーダー、運営スタッフが見守っていてくれたからこそ熱中できたことでした。事務局としてあそび場にいた母親があまり干渉せずにいてくれたことも大きかったと思います。
ここがなければ今このように色々なことに挑戦してはいなかったかもしれない。
経験者として、子どもたちへは「ここにきていいんだよ。いるだけでいいから」
大人へは「今は焦らず、程よい距離感で見守ってあげて」と伝えたい。
当時の僕たちのような親子の心のより所としてもこの場を続けていきたいと思います。
理事・運営委員長 みっくん