学校に行くのイヤなんだ…

冒険松原あそび場は不登校の子どもの居場所でもあります。

不登校に理解がある大人だとしても、子どもへ急に「今日、学校どうしたの？」と聞くことで気持ちがスッキリするのは大人とこども、どちらの気持ちでしょうか？

　秋になるとたくさんの葉が落ちてくる冒険松原あそび場。

朝、落ち葉はきをしていると小学生が

「やろうかな。ほうきとちり取り持ってくる！」と手伝ってくれました。

お互い黙々と落ち葉を集めていると、

その子はどんなあそびが好きか、

昨日の晩ごはんの話、

習い事の話などをしてくれました。

しばらくしてから『学校行くのイヤなんだ…』とポツリ。

　以前から平日の朝に来園することが時々あり、

とても気になっていましたが、

子どもからの言葉で初めて

『そっか。何かあったの？』と聞きました。

きっとその子は前に一緒にあそんだことで安心し、

お互いに落ち葉を集めながら

目を合わさなくても良い状況で

少し心を開いてくれたのかなと思いました。

平日昼間に子どもが来園したら、

すぐに「学校どうしたの？」と聞きたくなりますが、

それは「聞き出す」になっていないでしょうか。

何気ない一言ですが子どもには答えにくい場合もあります。

聞きたい大人の気持ちよりも子どもの気持ちを大切にしたい。

　話すことで気持ちが少しでも楽になって、

明日を迎えられたらといつもそう願ってあそび場に居ます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事務局　あや