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  • 執筆者の写真あそび場 冒険松原

冒険松原あそび場はいつからあるの?

 2023年度で開園20周年を迎えます。

デンマーク発祥のプレーパーク。週5日開園で火やノコギリが自由に使える公園を作ることは行政と市民の協力が必要不可欠。

 当時のことを振り返り、始まりから携わっている副代表理事の斎藤高子さんに執筆いただきました。


2002年3月 草の根ネットの会の「草加市の公園調査」をきっかけに、

「子どもが自由に遊べる公園を」願う市民が

「冒険遊び場をつくる会準備会」(後に冒険あそび場ネットワーク草加)を立ち上げ活動を始めました。

 冒険あそび場づくりは場所も含め行政の協力が欠かせないため、

市民を始め、「いきいき市民相談室」を通して市へ働きかけました。

市民との協働の推進という市の基本構想もありました。

結果、総合政策課が担当となり、関係各課が冒険遊び場をつくることを目標としてネットワーク草加の準備会に行政が参加するというという、市民主導の話し合いの場が実現しました。

行政ペースでなく市民ペースで進めたいという思いでした。

 準備会では、他市の遊び場の視察、日本冒険遊び場づくり協会への相談も共に行い、

「自分の責任で自由にあそぶ」ということを実現するには何が必要か、

プレーリーダーは何故必須かなど、市民の考え、行政の考えを対等に出し合い検討しました。


 およそ1年かけ、場所は松原緑地公園、常駐プレーリーダーを置きPLの人件費と備品購入費を行政が継続的に予算化する。

冒険あそび場の開園と運営は、ネットワーク草加が責任を持つ、と役割を確認しました。

この過程でお互いに信頼関係をつくれたことはその後の歩みに大きな意味がありました。

 2003年4月市の補助金が決まり、「冒険松原あそび場」はPL2名で月2回定期開催が実現、10月には毎週土曜日の開園。

さらに2004年4月からは、常駐プレーリーダー2名で週5日開園する常設の冒険あそび場になりました。

これらの活動の中心は、子育て世代の母親たちでエネルギッシュな行動と斬新なアイディアで、行政を巻き込み、1年という短期間で草加市に常設の冒険あそび場を実現させたのです。

 当時遊び場の常連だった子たちが今PLや運営として場を支えています。

20年間、冒険あそび場は草加の子どもの居場所としての役割を果たし、これからも続くことを願っています。       

                           副代表理事 斎藤高子 

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